2010年9月5日日曜日

BAMBOOのシートをはり替えてみる

絵のネタが切れたからDIYネタに…いやそんなことは(げふんげふん)

Painterユーザーの地味な悩みのひとつに、ペンタブ表面の消耗が激しい…ということがあります。下書きからフルデジタルだと、せっかくのマットな描き心地もみるみるアイスリンクのようになっていきます(汗)
わたしの今の相棒は初代BAMBOO(A6ワイド/MTE-450)、一部では「黒竹」と呼ばれているモデルです。まさか本気でお絵描きなんか…と思っていたのでとりあえずなお買い物でしたが、今ではすっかりなくてはならない存在です。 そこで今回は、標準設定ではオーバーレイシートのリペアパーツのないBAMBOOのシートをはり替えたときのおはなしです。

☆注意!はじめる前に読んでください:本記事記載の作業内容はメーカーが推奨するものではありません。以下の作業に伴う故障、不具合、動作保証外等の不利益、およびケガ等についてはすべて各自の判断と自己責任でお願いいたします。

【準備するもの】
■Intuos4(3でも可)用リペアシート…各自のタブのサイズに合わせて確認してください。
■超薄型透明両面テープ(0.1ミリ以下のもの)…ホームセンターで売っています。アクリル系がよいです。
■カッター、はさみ類、定規、眼鏡用マイナスドライバ
■消毒用エタノールとかCPUグリス除去剤(ラッカー、シンナー系は不可)…はがしたときにしつこく残る糊をきれいにするのに使います。

では、やってみましょう。まずはあたらしく買ってきたシートの確認です。


初代BAMBOOのA6ワイドは読み取り面サイズが147.6×92.3ミリ、今回流用するIntuos4のSサイズは157.5×98.4ミリなので、すこし周囲をカットしなくてはなりません。
開封して裏面を確認、両面テープは外周四隅ギリギリのところに帯状で貼られています。
次に古いシートをはがしましょう。


はがした後がこれ。あんまり変わらないですが(笑)よく見るとテープの糊が残っています。これを準備したアルコール系除去剤を使って拭きます。ちゃんと拭かないと貼ったあとで思わぬ凹凸になります。言うまでもありませんが、本体はプラスチックなのでラッカー/シンナー系はNGですよ。
ここでちょっと工夫したいのは古いシートのはがし方です。
どうせ捨てるから…と思ってエイヤッ!してはいけません。あとで新しいシートをカットする際の型紙として使うからです。だからそ~っと、やさしく…してね…おにいちゃん…(ヲイ)
眼鏡のネジ用のマイナスドライバなどを四隅の角に差し込んで、ゆ~っくりと日焼けあとの背中の皮をはがすような感じで…そうです、い~い感じですよ(笑)古いシートは今後のメンテのために保存しておくといいかもしれません。

上手くはがせたら、残った糊の力を利用して新しいシートの上に2辺をそろえて丁寧に合わせます。はみ出た残りの2辺の部分が不要なのでここをカットするわけですね。
定規とカッターを使ってこれまた丁寧に。すこし力が要りますから作業環境には気をつけて、くれぐれもケガのないようにしてくださいね。
絵描きの命、大事な利き手はなにがあっても…(←田村ひより@らき☆すた)ですよ。

切り落とした余りの2辺がちょうど両面テープの部分なので、新たに両面テープを貼ってあげないといけません。もともとのテープの幅と同じくらいの感じで見よう見まねで貼りましょう。
本体とシートにゴミなどないのを確認して、いよいよ装着です。できるだけ一発勝負で位置を決めます。


…ようやく完成。マットな黒光りが復活☆使ってみてもまったく同じ感触です。
スペックは1世代前だけど、まだまだウチの旧BAMBOOもいけそうです。シンプルなデザインがとてもお気に入りなので大事に使いたいです。

これからもよろしくね、黒竹ちゃん。

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